【HSP】についてと『改善法』で効果のあったもの
「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の頭文字をとっている、「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味。「繊細さん」という呼び方もされていますね。
先天的な気質で、後天的でも病気でもない。
程度や苦手なものの差はあれど統計的には5人に1人が当てはまるそうです。
■HSPではない人に比べて
・入ってくる(感じる)情報が多かったり刺激を受けやすい
・自己肯定が低く完璧主義
などの理由からとても疲れやすい。
■HSPが言われがちな言葉
「考えすぎ・気にしすぎ」
「辛いのはみんな同じ」
たしかにHSPではない人も同じように気にしたり傷つくことはあるだろうけど、HSPは同じことでもその場でのダメージと継続ダメージ量が多い。
その場で混乱して真っ白になるくらい脳がパンクするしダメージもある。それから数日から数年(あるいはもっと)思い返して悩む。
気の持ちようとか努力とか言う人もいますが精神論じゃどうしようもないことなんですよね。生まれ持ったものだから苦手なものは苦手。
例えば、地毛が少し茶色い。それを気持ちだけでどうにかして黒くすることはできません。染めればできるけど、時間が経てば元に戻る。つまり根っこの部分は変えられない。
◆変えれないとはいえ、日常生活がしんどいのは嫌ですよね。
コツを知ることで改善は可能です。
私もいろいろYouTubeだったりで調べて改善策を知りました。HSPだと自覚して、改善方法を試すことで少し生きやすくなります。
ネガティブな状況で考え方を少し変えてみるとか、思い切って断るとかですね。
◆私が効果を感じたもの
・理不尽なことを言われたとき
相手は基本的にどうでもいいことを言っているので話半分で聞きながら、その話を心で実況します。すると相手より実況の方で疲れたり面白かったりしてストレスを軽減できます。
もちろん自分の失敗についてはちゃんと聞くべきですが、「いくらなんでも言い過ぎだろ」「そこまで言われる筋合いないわ」ってほど言う人もいますよね。そのときも使えます。もちろんそのあと冷静に反省はするわけですが、感情的にならずなるべく理論的に考えてみましょう。
・ぐるぐる思考
HSPは何度も何年も気にしていることを思い出してしまうことがあると思います。その度に「思い出さなくていいんだ忘れろ」と否定して精神が疲れることが多い。
そんなときはあえてよく考え分析してみる。
逃げるからやってくるわけで、あえて立ち向かってみる。ケリをつけるってことですね。
当時はダメだったけど今の自分なら対処法など多少なりマシになるはずです。そこを冷静に考えてみる。
冷静になれない、対処法が思いつかない場合はまだ時間が必要なので、思い出してしまったときは、今考えても無駄だからどうでもいいこととして頭に留まりにくくなります。
それと、思い出すということは負の感情です。どこにどういった負の感情を覚えているのか詳しく理解することも大事。
脳内じゃ難しいので紙などに書き出すと視覚的にもハッキリするのでおすすめ。
個人的おすすめは、詩や歌詞を書いてみる。
歌詞は文字数とかきっちりしようと思うと頭を使ったり時間がかかりますが、書いてみるとすっきりします。数年して読み返しても面白い。短編小説を書いても気持ちの整理ができます。
出来は気にせず、とにかく何かに書き出してしまうことがおすすめ。
・苦手なことは極力避ける
HSPは病気ではなく性質なので甘えではない。これを理解することが大事。
まだまだ世間の理解は乏しいし現在仕事をしている人については職務内容の変更は難しいけれど、これから職選びをするなら考えたい点。
それと友人との関係も考えてみる。
友人が嫌いなわけでも話すのが嫌でもないけど疲れてしまう。それなら頻度を落として気が向いた時だけにする。好意のない友人・知人ならいっそ関係(連絡)を断つ。これで長期的に見て精神状態がよくなります。
こんなところでしょうか。
どれも初めは勇気がいるけれど、ほんの少しでも変えてみると後々楽になります。
自覚・自衛して徐々に精神負担を減らしてなるべく安定させることで生きやすさが増していくと思います。
私自身まだまだ生きづらさを感じていますが、昔よりはマシ。0、100思考を徐々に緩めていきたいですね。